見直そう着物文化(三)
別に、私は着物屋の回し者ではないが、着物を販売する方々に提言したいことがある。提言ではなく苦言と訂正しよう。先ず、販売する人の大部分が洋服です。しかも、フェンディー・カルティエ・ヴィトン・グッチだと、まるでブランド品評会みたいに着こなしたり装飾品を身に付けている。こうした姿に接すると、売り手の姿勢に疑問を持たざるを得ない。専門の売り子さん(主としておばさんが圧倒的だが)が着物でお見立てする。オーナーが背広でチャラチャラしていると腹が立つ。
これでは、寿司屋の看板を出しながら洋食を食べさせるようなもの。看板が泣くし、これではいけません。いかに良い商品(着物)を提供しても、こうした量見で物が売れる筈がありません。たまに着物を着ている店員さん、特に男の店員さんに多いが、着こなしが下手であったり、角帯が猫じゃらし状態。売る人自身が恰好良くなくて誰が買いますか。
全国に着物屋さんはどれ程あるのでしょうか。この着物屋さん、年に一回でも二回でもいいから“全国一斉”に着物を着る。値引きや色々の特典を与えるのもいいが、着用することの重要さ、着物姿を一斉に披露するのです。正に“着物デー”。出来たら月一回が望ましい。振り袖から普段着まで。着物でもこんなに活動が出来ますよ。日本文化のシンボル着物、この艷で姿を全国一斉に見て貰う。
日本人全員が着ろ、と言う訳ではなく、せめて販売を志す業者、文化の一端を守ろうとする気持ちがあるなら、着物屋さんだけでも、せめて、全国津々浦々着物になりましょう。無茶な企画でしょうか。



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